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【ダークフィグマの毒舌日記:その26】愛と正義のシネマスペシャル『FIGURENAUTS2』…<最終話>献身

f:id:sunao-hiroba:20211222142424p:plain迫り来る巨大彗星に驚愕するフィグマとダーク。
やがて地上でも国連安保理の下、各国首脳が招集されたが、有効な対応策は何も示されなかった。

その渦中、U太郎は唯一の解決策である「体当たり攻撃」を提案した。
ダークは核融合炉をフル稼働し、U太郎とともに全速力で飛び立つのであった。

 

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1.友情

 

 

彗星までの到達時間、あと5分。

そおか、いよいよやな。

ダーク、そろそろ……

おう、分かっとる。
ターゲット捕捉。ロックオン!

 

 

 

ダーク。この100年間、君と一緒に過ごせて良かった。

おいおいU太郎、お前らしくないなぁ……。
改めてそんなこと言われたら照れるやないか~。

私はずっと君の行動を観察し、学習してきた。
オクトパス星人との死闘。
その後も宇宙清掃を続けていたこと。
そしてまた、彗星を阻止するため自分を犠牲にする姿。
私は「感情」というものが理解できた気がする。

………。

君の背中の推進装置に、エネルギーを補充しておいた。
スラスターを最大出力にして飛び続ければ、3年ほどで地球に戻れるだろう。

……ん? 何の話や?

ロックオンにより、当機の針路は彗星直撃コースに固定された。
もう「自動衝突防止プログラム」は作動しない。
つまり、君の役目は終わったのだ。

 

 

おい、まさか……。

君にはまだ成すべき事がある。
地球に帰還するのだ。そして……

何ゆうてるんや。俺とお前は一蓮托生やないか!

ダーク、今までありがとう。
おかげで、トモダチとして多くの楽しい思い出を……

嫌や! 俺は最期までお前と一緒に……

コックピット強制排除システム、起動。

やめろ~~!!

さらばだ、ダーク。

 

 

 

 

U太郎~~~!!!

 

 

 

 

 

U太郎…………。

 

 

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45分後。
その光は、地球に到達した。

 

 

ダークさん……U太郎………。

 

さらに225日後。
粉々になった破片の一部は、流星群となって地球に降り注いだ。

その多くは大気圏内で燃え尽き、地上に被害をもたらすことは無かった。

 

 

2.帰還

巨大彗星の脅威が去ってから、3年の月日が流れた。

 

 

ふぅ……ちょっと一服するか。

 

 

 

…………?

 

 

 

……ダークさん!!!

 

 

 

生きてたんですね、良かった……。
………U太郎は?

………。

そうですか……。
でも、よくご無事で。

まぁ、何とか帰って来れたけどな。
スラスターの燃料ももうすぐ切れるし、宇宙服も限界や。
せめて故郷の大気圏で燃え尽きたいと思ってな……。

……大丈夫ですよ、ダークさん。

………?

 

 

 

シャトルか……。

さあ、地球に帰りましょう

 

3.旅路

ふたりは無事に帰還を果たした。

f:id:sunao-hiroba:20211222142424p:plainフィグマは、一部始終をNASAに報告した。
フィギュアノーツに冷淡だったNASA、そして国連も、ダークの働きについて認めざるを得なかった。

やがて、国連本部にダークの功績を称えたモニュメントが建てられることとなった。

 

除幕式の日……。

 

国連本部ビル前

 

 

あ、ダークさん、こんなところに……。
式典、もう始まってますよ。

俺はモニュメントなんか頼んだ覚えはないで。
それに本当の英雄は俺とちゃう。U太郎や。
除幕式なんか適当にやっといてくれ。

 

………ダークさん、これから何処へ?

さあな、ただ日々を生きるだけや。
お前こそ、これからどおするんや?

まだ何も……。

昔な、たった一人だけ俺に優しくしてくれた人間がいた。
その人が言ってたことや。
“ 汚いもの、嫌なものを全部引き受けて、下水道はいつも土の下 ”
俺はな、下水道のように生きたいんや。

下水道………。

じゃあな、フィグマ。
縁があったらまた逢おう。

 

 

ダークさん………。

 

 

その後、フィグマは再びフィギュアノーツとして宇宙へ上がった。
スペースデブリ清掃に従事するとともに、後進の育成にも多大な貢献を果たした。

一方、ダークは表舞台から姿を消した。
風の便りでは、諸国を旅して回り、黙々とゴミの清掃に努めていたという。
『地上のフィギュアノーツ』……いつしか、彼は人々からそう呼ばれるようになった。

 

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4.祈り

 

 

……どおしたんや、ダーク。
また悪い夢でも見てたんか?

いや……。

 

それにしても、世界では痛ましい争いが続いとるなぁ。
人間っていったい何者なんや?
異星人に侵略されるか、巨大隕石が落ちて来るぐらいのことがない限り、人類が一致団結するなんてあり得んのやろな。

………。

なあダーク、俺らフィギュアにも何か出来ることはあるやろか。

さあな……。まぁ、せいぜい下水道ぐらいかな。

下水道?

 

 

アッ、ナガレボシ~!

うわっ、本当だ!!
流星群が観れるなんてニュースで言ってたっけ?

すごい数やな~!
こりゃあ、しっかり願い事せなあかんな。

 

U太郎………。

ん? 何かゆうたか?

………いや。

 

一刻も早く、悲惨な戦争が終わって……

人類とフィギュアに、平和な未来が訪れますように!

マスヨ~ニ🎵

 

 

 

 

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最後までご覧下さいましてありがとうございました🎶
いつかまた逢いましょう。さようなら!

 

 

 

 

 

 

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