すなおのひろば

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【理学療法士の就職活動:その7】選考者側の視点で考える…③面接に向けての準備事項

f:id:sunao-hiroba:20190212122038p:plain今回は、面接試験の前日までに準備しておくべき項目(新卒・転職PT問わず)を確認していきます。

就職・転職に関する各種ウェブサイトにも記載されているような一般的な内容を多く含んでおりますので、そういったメディアをすでに熟読されている方や、社会人経験の豊富な方などは適当に読み流して頂ければよいかと思います。

ただし、身だしなみに関しては「医療従事者特有の留意点」もありますので、そこはしっかりと把握しておきましょう。

 

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1.服装・物品の確認

まずは、面接に臨むにあたって必要な物品を前日までにチェックしておきましょう。

◆スーツ・ネクタイ・靴など

施設見学に関する以前の記事でも触れましたが、新卒の方など、スーツやネクタイの着用に慣れていない人も多いことでしょう。

当日までには一度袖を通しておきましょうね。

 

◆カバン

A4サイズの書類が入るビジネスバッグを用意しておきましょう。
こちらから持参する書類だけでなく、先方から「病院・施設パンフレット」などを受け取る場合もありますので。

◆筆記用具(ペン・スケジュール帳など)

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ボールペンなどは、右のような「キャラクター付き」のものは念のため避けましょう(笑)。

面接と同時に筆記試験も行われる場合は、鉛筆・消しゴムも忘れずに。

◆携帯電話・スマートフォン

応募する施設の電話番号や、採用担当者の氏名を必ず登録しておきましょう。
充電も忘れずに。面接の直前に電源を切っておくのは言うまでもありませんね。

◆職場(面接会場)周辺の地図

事前に施設見学や下見をしていれば、まぁ大丈夫でしょうか…。
スマホの地図アプリなどがあれば万全なのですが、慎重を期すなら持参しましょう。

◆身分証明書(免許証・健康保険証など)・印鑑

面接の際に必要かどうかは分かりませんが、念のために。

◆履歴書・職務経歴書のコピー

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面接では、事前に提出している履歴書・職務経歴書の内容に基づいて質問されます。
なので、応募書類は郵送前に必ずコピーを取っておきましょう。

面接までに読み返し、内容を整理しておくことで、スムーズに質問に答えることができるでしょう。

◆募集要項(求人票)・施設案内のコピーなど

上記と同様、質疑応答に備えて読み返しておくと良いでしょう。念のため当日も持参しましょう。

◆予備のストッキング・ティッシュ・ハンカチ

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ストッキングは女性限定ですが、まさかの時のために。
ポケットティッシュは多めに持参しておきましょう。

 

2.基本的な接遇の確認

施設見学だけで職場の雰囲気や人間関係を把握するのは、なかなか難しかったことと思います。
それと同様、面接官の側も、応募書類・面接試験で接する短い時間だけでは貴方のことをすべて理解できません。

それゆえに、人はみな「第一印象」で相手を判断しがちです。

だからこそ、身だしなみや言葉づかいなど、接遇には充分気をつけたいものです。

①身だしなみ

基本的に「そのまま白衣を着れば診療業務ができる」状態であることが望ましいです。

◆ヘアスタイル

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前髪が目に被っていたりすると、ついつい手で頻繁に触ってしまいます。
これは接遇と感染対策、両方の意味合いで好ましくないとされます。

また、肩や背中にかかるような長い髪は、ひとつに束ねるようにしましょう。

男女で区別するのは本来望ましくありませんが、男性が髪を染めることについてはより厳しい目で見られがちです。かと言って、女性であればどんな色に染めても許されるというものでもありません。

※中には、もともと茶色い人もいらっしゃるかと思います。その場合、わざわざ「黒染め」する必要はないと私は考えます。
面接の最後の方で「◯◯さんの方から何かご質問はありますか?」と逆質問されることがありますが、そのようなタイミングで釈明すれば良いのではないでしょうか。

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職業によってヘアスタイルの寛容度に差はあるでしょうが、医療従事者の場合、

清潔感があり、医療業務に支障を来さないこと。

患者さん側から見て奇抜でなく、自然体であること。

これらが大切です。

◆服装

スーツ等の着こなしについては一般の就活サイトなどでご確認頂ければよいと思いますが、医療従事者の面接ということもあり、ネクタイは「鮮やかなレッド系」は避ける方が無難でしょう(あくまでも私見ですが…)。

◆メイク・ヒゲ・爪・アクセサリー・マスク

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髪と同様、派手なメイクは避け、ナチュラルな印象にしましょう。

男性はヒゲをきちんと剃っておきましょう。

爪は短く切り、ネイルカラーも避けるのが無難です。

ピアス・指輪などの装飾品も、医療従事者としてはあまり好ましいものではありません。

感染対策上、マスクは医療従事者には必需品のように思われますが、面接の時は例外です。必ず事前に外しておきましょう。

②お辞儀・あいさつ

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詳しくは就活サイトなどをご参照頂ければよいですが、慣れていない人は…

◆敬礼:お辞儀の角度…45°
 ⇒入退室時「失礼いたします(ました)」
 ⇒面接終了時「ありがとうございました」

これだけでも身につけておきましょう。

③言葉づかい

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「やっぱ◯◯っすね」

「◯◯~みたいな…」

こういった言葉を連発する人も意外と多いので、ちょっと困惑します。
社会人としては、はっきり言って印象がよろしくないです。

まだ社会人経験のない新卒者なら、敬語がうまく使えず若干たどたどしい話し方でも「初々しい」「新人らしい」で済むとは思いますが…。

ちなみに応募先の病院・施設の敬称は、

病院:「貴院(きいん)」

施設:「貴施設(きしせつ)」

法人:「貴法人(きほうじん)」


上記のように表わします。

これらは応募書類上は必須の表現ですが、面接のやりとりでは

「こちらの病院(様)」

という言い方でもそれほど失礼にはあたらないでしょう。

ともかく、普段はあまり使うことのない単語なので、意識して前日までに練習しておきましょうね。

 

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3.さいごに

人生において、いつも100%の成果をめざすことは必要ではありませんし、「完璧主義」はそう長続きしないものです。
私の感覚では、普段は60~70点くらい取れていれば上出来ではないでしょうか。

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その一方、長い人生の中では、100点に近い答えを出さなくてはならない時…いわば「正念場」と呼べる瞬間が、幾度かは訪れるものです。

面接試験とは、まさにそういう一場面だと思います。

とくに最初の職場に関しては、その後の人生を大きく左右するという意味で重要ではないでしょうか。

実際に100点満点を取るのが無理としても、それをめざして周到に準備する心構えが大切です。


次回は、いよいよ実際の面接において想定される問答などについて解説します。

最後までご覧下さいましてありがとうございました ♪

 

 

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