すなおのひろば

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【理学療法士をめざす人へ:その14】国家試験に向けての事前準備

f:id:sunao-hiroba:20210219170003p:plain今年度のPT・OT国家試験が、いよいよ令和3年2月21日に行われますね。
試験を2日後に控え、受験生の方々もさぞ緊張されていることと思います。

また今回はコロナ禍に見舞われたこともあり、通常とは異なる条件下でいろいろと気を揉むことも多いのではないでしょうか。心中お察し致します。

 

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1.国家試験対策について(お詫び)

最近では、ブログやYouTube等で国家試験対策をupしているPTの方々もいらっしゃいますね。
内容を拝見すると、とても懇切丁寧で解りやすく感心させられます。

当ブログのコンセプトも一応は「若手PTや学生の方々にとって有用な情報を発信すること」なので、国試対策の内容があっても良さそうなものですが、実際は1本もそのような記事はございません。

なぜなら私自身、試験対策について人様に伝えられるほどのノウハウを有していないからです😓

 

私の受験勉強法と言えば、過去問を繰り返し解答するという原始的かつ愚直(?)なやり方でしかありません。

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過去10~15年分の試験問題を最低5回ずつ解答し、正答率95%を超えればまぁ大丈夫というものです。

このような方法でPTの国試もその他の試験(ケアマネージャーや糖尿病療養指導士などの医療関連資格)も一発でクリアしてきた私ですが、最大の欠点は出題傾向が大幅に変更された場合に対応し難いということでしょう。

 

国試対策で得られた知識が医療現場で役に立たないのかと言えば、決してそんなことはありません。
ですが私自身はどちらかと言うと、実務的な知識を習得することと試験対策用の勉強(受験テクニック)とは、切り分けて考えてきました。

ゆえに、私の国試対策はあまり参考にならない…というか、胸を張っておススメできるものではないのです。

タイトルに釣られてこの記事をご覧下さった受験生の方々には、お詫び申し上げます σ(^◇^;)

 

2.備えあれば憂いなし

国試直前の今、私からお伝えできることは…そうですねぇ、ごくありきたりなことです😅

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よく「平常心で臨め」などと云われますが、皆が悟り澄ました僧侶のようになれるのなら苦労はしません。

凡人としてはできるだけ平常心に近づけるように、事前準備を整えるぐらいのものでしょう。


以下、試験2日前に読んで頂く内容としては遅きに失した感もありますが、少しでも参考になれば幸いです。

1)試験会場の下見

交通経路や運賃・所要時間を、できれば実地で確認しておきましょう。電車の乗り換えなど迷わずに済みます。
そして当日は交通機関の遅延も想定し、1時間は早めに到着できるよう出発します。

2)天気予報の確認

交通機関の遅延を想定するとともに、雨具や服装を考慮するためです。
今回であれば、北陸~北海道地域を除き概ね晴れで、気温も高めのようですね。

3)服装・靴の選定

私の場合は、下着・靴下に至るまで普段から着慣れているものを選びます。
新品はかえって着心地が悪く、試験に集中できなくなるからです。

4)その他の持参物のチェック

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カバンや筆記用具なども、使い慣れているものの方が良いです。
自宅の鍵やスマホICカード・財布などの貴重品は、絶対に紛失しないように注意しましょう。
私は鍵などはズボンのポケットに安易に突っ込まず、ストラップでつなぐようにしています。

5)体調管理

当日の朝にゲン担ぎで特別な食べ物を摂る人もいるようですが、私は普段通りにしていました。
食事・排泄・睡眠など、平素から一定のリズムを保っている人ほど有利と言えるでしょうね。


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他にもまだまだあると思いますが、いずれにせよ「用意周到」と「いつも通り」の組み合わせが大切ではないかと私は思います。

試験会場の下見など面倒に感じられますが、「前にも行ったことがある」という気持ちの余裕が、結果として平常心を保つことにつながるのではないでしょうか。

 

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3.さいごに…国試合格は通過点

私のかつての部下・後輩の中には、PTになってからはあまり勉強せず現状に甘んじている人も少なくありませんでした。

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けれども、診療報酬によってPTの生活が保障されることは、医療の「目的」ではありません。
PTの存在意義は、医療を通じて社会に貢献することです。

医療従事者が給料をもらって生活するのは、社会貢献のための「手段」です。

国家試験に合格することはゴールではなく、長いPT人生の中での通過点に過ぎないのです。

そう考え、早々にパスしていきたいところですね。


今年度の卒業生の方々は、コロナ禍のため満足に臨床実習も受けられなかった人がほとんどでしょう。

私の職場にも4月から新たにPT1名が入職する予定ですが、卒後教育でそれを補うのはなかなか大変だろうと思います。

教育を受ける側も施す側も、この苦難を乗り越えるため共に頑張りましょうね。


最後までご覧下さいましてありがとうございました m(_ _)m

 

 

 

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