タイヤの空気は、走行距離にかかわらず自然に抜けていくものです。
空気圧が低いと燃費は悪くなりますし、逆に高過ぎると走行が不安定になったりタイヤの偏摩耗にもつながるので、月1回はチェックすべきでしょう。
今回は大切な愛車のメンテナンスについての番外編、空気圧点検の方法をご紹介したいと思います。
※車に詳しい読者さまにとっては釈迦に説法の内容ですが、悪しからずご容赦下さい。
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1.空気圧点検の手順
空気圧点検は、給油時にガソリンスタンドで行う人も多いと思いますが、私はいつも自宅のガレージで行っています。
理由としては、走行直後はタイヤの摩擦熱で空気圧が上昇していて、メーカーが推奨する「冷間時の適正値」とは異なってしまうからです。
1)メーカー推奨値の確認
メーカー推奨(指定)値は、運転席側ドアの開口部に貼付されています。
私の愛車『アルトワークス』の場合、240kPa(2.4kgf/㎠)です。
※走行直後でタイヤが熱くなっている場合は、推奨値に20~30kPaぐらい加算するのが目安と言われています。
※タイヤサイズを変更している場合は適正圧が異なる可能性があります。事前に確認しておきましょう。
2)空気圧の測定
まず、エアゲージで空気圧を測定します。
私は、ブリヂストンの『レーシングエアゲージ』を愛用しています。
価格は10,000円弱と、まあまあ高い😅
安価な物でも良いのですが、測定時に「ブシュ!」っと空気が抜けてしまったり、値が不正確だったりするので、こだわりのある人にはお薦めです。
常に車載しておくと安心ですよ。
3)空気の充填
推奨値より低くなっていたら、空気を充填しましょう。
私はBAL(大橋産業)の足踏み式空気入れを8~9年使い続けています。
価格は3,000円程度と安価ですが、性能的には十分です。
充填後、再び空気圧を測定しましょう。
私は適正値よりほんの少し多め、245kPaに調整します。
4)タイヤの状態チェック
ついでにタイヤの摩耗度合いや、異物が刺さっていないか等もチェックしておきましょう。
これは空気圧調整の時だけでなく、乗車前の日常点検としても大事な項目ですね。
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2.さいごに…タイヤは命を守るもの
昔はフルサービスのガソリンスタンドで「空気圧調整お願いします。2.4で🎵」と店員さんに気軽にお願いしたものですが、最近はセルフスタンドが主流になってきましたね。
セルフスタンドでも空気充塡機は設置しており、ユーザーが自由に使える店舗も多いですが、面倒くさがってついつい疎かにしがちです。
かく言う私もその一人でしたが、以前所有していた『ローバーミニ』で1回、『BMWミニ』で2回もパンクを経験したことから、自宅でこまめにチェックするようになりました。
旧車の範疇に入る『ローバーミニ』に乗っていた頃は、乗車前にエンジン・ミッションのオイル漏れとラジエーター周りの冷却水漏れをチェックするのが必須でした。
それに対して今どきの国産車は信頼性が高く、ボンネットを開ける必要性はほとんどありません。
けれども、タイヤの空気だけは異常が無くても必ず抜けていくので、日常点検としては昔も今も欠かせないものなのです。
タイヤは、自分や同乗者の命を守る大切なパーツ。
少なくとも1ヶ月に1回ぐらいは点検したいものですね。
※画像引用元:クルマ好きなら毎日みてる webCG 新車情報・カーグラフィック
それでは、最後までご覧下さいましてありがとうございました m(_ _)m
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