すなおのひろば

中高年の健康と若手理学療法士の未来をサポートするブログ

◆うむむ、貴景勝が再休場…。内側側副靱帯だけなら、じっくり治せば大丈夫です。焦らないように!(5/21)

【自身の病気とのかかわり:その1】ある異変

f:id:sunao-hiroba:20181014184729j:plainここからは、私自身が若いころに経験した病気とのかかわり、それを通して感じた事などを、何回かに分けてつらつらと述べていきます。

健康に不安を抱え、これから受診してみようと考えている人やすでに病院を利用している人、また、これから医療専門職を目指そうとする方々にとって、なにかしらの示唆になればいいな…と思います。
少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

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1.高校生のころ

高校2年生の時のことです。

授業中も、そして学校から帰ってきても、いつも感じていたこと。

「う~ん、なんか体がだるい、疲れやすい…」


f:id:sunao-hiroba:20181006143909p:plain人並みに食欲もありましたし、体育の授業なども一応こなせました。

ただ、つねに筋肉に疲労物質が少し溜まっているような、ちょっとした倦怠感がいつも続いている感じ。

今日は快調!!と感じられるような1日はあまり無かったのです。
育ちざかりの男子としては、ちょっと普通とは言えませんね。


なんとなく疲れる…。

振り返ると、それは中学生くらいの頃から徐々に起こっていたように思います。

しかし、両親にそれを訴えてみても、

「若いくせに、なに年寄みたいなこと…もっとしゃんとしなさい!」

などと叱られ、まともに取り合ってもらえませんでした。

まったく根拠のない「根性論」でねじ伏せられた形ですが、まさか両親も、ある病気が背景にあるとは思いもよらなかったのでしょう。

私自身も、

「自分は少し気力・体力が足りない、ただの怠け者なのだろうか…」

と卑下するしかありませんでした。

f:id:sunao-hiroba:20181006144803p:plainそしてもうひとつ、私を悩ませてきたのは「吹き出物」です。

中学生以降、顔はもちろんのこと、ところ構わず体中に現れる吹き出物。特に胸と背中はひどいもので、人前で上半身裸になるのが苦痛なため、水泳の授業などは色々と理由をつけて休んだりしていたほどです。

思春期には少なからず生じる皮膚トラブルとはいえ、私のものは単なる「ニキビ」とはとうてい思えないものでした。

 

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2.吹き出物と倦怠感…内科疾患との関連を疑う

高校の頃に話を戻します。

問題のひとつ、吹き出物については内科系の診療所で診てもらっていました。

塗り薬や漢方薬(具体的な薬の名前は覚えていません)の処方を受けていましたが、それで大きく症状が改善するでもなく、漫然と定期受診をしているような状態でした。

そこで自分なりに色々調べてみたところ、吹き出物や全身の倦怠感には、肝機能障害など何らかの内科疾患が隠れている場合もあることが分かったのです。

f:id:sunao-hiroba:20181006232535p:plainさっそく、主治医の先生に相談してみました。

「この吹き出物、内臓のどこかが悪いから出るとか、ありえますか? それに体のだるさも…」

それに対し先生は、

「いやぁ、君の場合はまだ若いし、そんなんじゃないから大丈夫」

と否定し、いつもの薬を処方するのみ。

それでまたしばらく無益な受診・投薬のサイクルが続いたのですが、ある時どうにも納得できず、

「自分では肝臓が悪いんじゃないかと思うんです。いちど詳しく検査してもらえませんか?」

と、単刀直入に申し入れたのです。

このことは、両親にも一切相談していませんでした。

「うーん、関係ないと思うけどな。余計な検査はしたくないけど…。まあそう言うなら」

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先生はしぶしぶ採血してくれました。

それから数日後のことでした。

母が、いつになく深刻そうな表情で私を見つめ、こう言いました。

「さっき〇〇先生から電話があって…。検査の結果でちょっと気になるところがあるから、もういちど来てほしいって。あんた、どうしたん?」

 

3.肝機能障害の正体…それは「B型肝炎

検査の結果は、おおよそ私の悪い予想が的中するかたちとなりました。

肝機能の状態を示す血液データ(GOT、GPTなど)は、明らかに異常値を示していました。

そして、その根本原因はウイルス性の肝炎、「B型肝炎」だったのです。

あとになって分かったことですが、私の両親と兄も、B型肝炎ウイルスのキャリア(感染しているが症状の出ない人)でした。

不運なことに、家族のなかで私だけが発症したということになります。

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私の場合、母親の胎内や産道で感染する「垂直感染(母子感染)」であったと思われます。

現在では、キャリアである母親に対する抗ウイルス治療や、新生児に対するワクチン接種によって垂直感染を予防することができるようになりましたが、時は昭和40年代です。防ぐことは難しかったでしょう。


余談ですが、前述のように両親は、私の身体の変調についての訴えを「年寄みたいに…」といって最初はまともに取り合おうとしませんでしたが、それが結果的に我が子の病気の発見を遅らせてしまったと、深く悔いていました。

特に母の精神的ショックは私の想像を超えていたようです。

そして、そもそも母子感染であったこと(これは親には何の落ち度もない)から罪の意識に苛まれ、のちに心を病むこととなってしまいます。

その母も、今はこの世にいません。

 

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