意表を突いての右ノド輪・左おっつけから乾坤一擲のダーク・スペシャル、そして渾身の吊りまでも残されてしもた。
俺の方が攻勢やのに、何となく追い詰められてるような気がするのはどういうわけや。
さすが俺のライバルやな、フィグマ。
けどな、前回負けた悔しさを、俺はまだ忘れてないで…。
※この記事は、相撲漫画『ああ播磨灘』(作者:さだやす圭)をオマージュして制作しました。
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6.がまんする
また吊り合いや! 呼吸を止めて意地の張り合いやな…。
兄さん、ここが我慢のしどころだよ!!
ぼけえ~!!
先に息吐いた方が負けじゃ~!!!
わあ!! 何だこの技!?
なっ!! 櫓投げやと~!!?
『櫓投げ(やぐらなげ)』
説明しよう。櫓投げとは、膝を内股に入れて太ももに相手の体を載せ、吊り気味に持ち上げてから振るように投げ落とす技である。
通常、両力士の力の差が大きくないと見られない大技とされる。
※参考資料:日本相撲協会公式サイト
⇒ハッキヨイ!せきトリくん > おしえて八十二手
あかん、決まりや。背中が裏返ってしもた…。
ぬおっ!!?
おお!! 首投げや~!!!
7.どっちだ…?
ダ~ク~!! ナゲトバセ~!!!
苦しまぎれの首投げか? なめんな~~!!!
ぬりゃあ~~~!!!
わっ、ほぼ同時や!!!
す…すなおさん、軍配は?
ただ今の勝負……
…………。
ゴクッ……。
ドキドキ……。
同体と見て~……
あ~……
取り直しか……
引き分けか~。投げの打ち合いは互角だったもんね。
両者、甲乙つけがたい大勝負だったよ!
ま、2人とも取り直す体力残ってないやろし…。
引き分けは順当な判断やな。
サスガダネ、スナオサン🎵
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8.悪霊退散、コロナ退散!!
引き分けか、ふぅ……。
くっ…! 俺の首投げの方が有利やったような気がしたんやけど…。
ま、しゃあないな。勝負は次の機会に持ち越しや。
キミたち、まだ大事なことが残ってるよ。
えっ!? まさか、やっぱり取り直し…💧
いやぁ…俺らもうクタクタで…💦
違うよ。読者の皆さまの前で、四股を踏むんだ。
力士はその昔 「チカラビト」 と言って、魔よけ・悪霊祓いが出来たんだ。
それも本物の力士、金剛力士がね。
江戸時代の横綱・谷風は、病人の枕元で四股を踏んで病魔を追っ払ったそうだよ。
そおか…そりゃイイですね!
よ~し、俺たちにまかせて下さい!!
ぬおおお~!!!
うぉっしゃぁ~!!!
……お、おいスヌーピー、ハロ。今の見たか!?
うん…悪霊といっしょにウイルスみたいなものが…。
シンガタコロナ、タイサンシタネ!!
よ~し!!!
じゃ、最後に読者の皆さまへご挨拶しようか。いいね?
最後までご覧下さいましてありがとうございました🎵
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