すなおの愛車遍歴・本編の最終回(?)は、スズキ『アルトワークス』です。
所有期間は2020年3月~現在10ヶ月目。
軽自動車のなかでも異彩を放つこのモデルは、低価格でスポーツカー気分が味わえる、スズキならではの楽しいクルマです🎵
※主に以下のウェブサイトより画像を引用させて頂きました。
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1.私の愛車紹介
SUZUKI ALTO WORKS(HA36S)
◆全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,500㎜
◆車両重量:670㎏
◆乗車定員:4名
◆エンジン形式:DOHC直列3気筒インタークーラーターボ
◆総排気量:658㏄
◆最高出力:64PS/6,000rpm
◆トランスミッション:5速MT
◆駆動方式:FF
初代アルトが登場したのは1979年。
「アルト47万円」というCMのキャッチコピーが有名ですね。
※画像引用元:スズキ・アルト - Wikipedia
そして2代目アルトにおいて、軽自動車に64馬力の自主規制が設けられるきっかけとなった過激なグレード『ワークス』が1987年にデビューします。
※画像引用元:スズキ・アルト - Wikipedia
5代目アルトを最後に、ワークスはいったん消滅してしまいました。
このまま廃止されるかと思いきや、2015年、実に約15年ぶりに満を持して復活したのが現在の8代目アルト、HA36S型のワークスです。
2.購入までの経緯
2020年3月、経済的な理由から『BMW ミニ・クーパーS クーペ』を手放したのは過去記事の通りです。
それでも、MT(マニュアル)のスポーツカーに対する未練はタラタラ。
じゃあ、安価にスポーツ走行が楽しめるクルマはないものだろうか?
軽自動車でMTが選べるスポーツカーと言えば…
◆メーカー希望小売価格:1,908,500円(税込)
◆メーカー希望小売価格:2,321,000円(税込)
高っ!!!
結果、消去法でたどり着いたのがアルトワークス(1,537,800円)というわけです。
なんてユーザー思いなの~スズキさん😭
3.アルトワークスの特徴
1)長所
①とにかく軽い!
車重670㎏は伊達ではありません。
この軽さが、後述する加速力や燃費性能にプラスに働いていることは間違いないでしょう。
つい最近発売され、アルトワークスのライバルと目されている某クルマはどうでしょうか。
◆車両重量:840㎏
◆メーカー希望小売価格:1,999,800円(税込)
170㎏(大人3人分)も重い…しかも値段が高い!
まあ購買層も違うでしょうから、単純にライバルとして比較するのもどうかと思いますが…。
②軽とは思えないほどの加速!
一般的な軽自動車しか乗ったことのない人が同じ感覚でアクセルを踏むと、思わずのけぞってしまうでしょう。車重の軽さは命ですね。
高回転域の伸びはともかく、出だしの数十メートルは普通乗用車を置き去りにすることも可能です(スピードの出し過ぎには注意しましょう)。
③燃費が良い
今のところ21㎞/Lぐらいです。やはり軽さは命!
レギュラーガソリンということもあり、お財布に優しいです。
一方、燃料タンク容量が27Lと小さいのはちょっと残念…。
④心地よいシフトフィール
巷で云われているほどショートストロークではありませんが、カッチリと入る感触はなかなか好印象。
実はアルトワークスを購入する前に、同じスズキのスポーツカーである『スイフトスポーツ』に試乗したのですが、シフトフィールはワークスの方がはるかに良いです。
⑤個性的なスタイリング
「吊り目の銀ぶちメガネ」が印象的なフロントマスクは、好みが分かれるところでしょう。
カッコいいとは思いませんが、あまのじゃくな私はこういう特徴的なデザインが好きです。
2)短所
①安っぽい内外装
誤解の無いように申し上げておきますが、ボディ剛性そのものは高いと思われます。
…が、徹底した軽量化の代償として、内外装は全体的にペラペラな感じです😓
カタログにも記載されていないので意外と知られていませんが、フェンダーパネルもプラスチック製です。
ドアの内張りは手で押すとベコベコ凹みます。
あまりにも薄っぺらいため、ドアを閉める音も「ファサッ」という感じで、安っぽい事この上なし。中途半端に閉めると半ドアになりやすいです。
②高過ぎる重心位置
スポーツカーと称するには、車高が高過ぎ。
また、せっかく専用のレカロシートが装備されているのに、ベースフレームの高さは普通のアルトと同じ。そのため着座位置が不自然に高く、見下ろすような感じなのです。
むぅぅ…レカロが台無しじゃん!!!
これは、ワークスユーザーのほとんど全ての人に共通する不満ではないかと思います。
③理想的な運転姿勢が取れない
ハンドルは上下位置の調節(チルト機構)は可能ですが、前後調節(テレスコピック)はできません。前述のシートの高さと相まって、私の体型にはどうしてもピッタリ合わせられません。
まぁワークスに限らず、テレスコ機構が付いている軽自動車は少ないので、仕方ありませんけどね…。
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4.さいごに
所有してみて分かったことですが、長所と短所が表裏一体で、良くも悪くも性格のハッキリしたクルマという印象です。
これから購入を検討されている方々には、現物を確認し試乗してから決めることをお薦めしたいです。
ともかく、私は作り手の魂が伝わってくる作品に魅力を感じます。それはクルマでもブログでも同じ。
小気味よい走りを実現するために、無駄なところを削りに削って超軽量に仕上げられたのがアルトワークス。その割り切り方は、いかにもスズキらしくて大好きです。
とりあえず、あと10年。60歳までは乗り続けたいなぁ…と考えています。
マニュアル車を操作する運動能力が維持できればの話ですが😅
愛車遍歴シリーズ本編は今回で最後になりますが、もしかすると気まぐれに番外編を投稿するかも知れません。
その時は懲りずにお付き合い頂けると幸いです (^^ゞ
それでは、最後までご覧下さいましてありがとうございました。
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