私が現在使っている携帯電話は、10年ほど前に購入したSHARP製のガラケーです。
日常生活上、携帯に求める機能は「電話とメール」くらいなので今のところ特に不自由を感じることはありませんし、インターネット(ブログ編集も含め)などは専ら自宅のPCで事足りています。
が、しかし客観的には「時代遅れ感」は否めないようです…。
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1.いまどきガラケーですかぁ!?
現在非常勤職員として週2回勤めている職場(介護老人保健施設)での、若手職員との会話です。
Aさん:「すなおさん、今度の懇親会の予定、ちゃんと決まったらLINEで伝えますね~」
Bさん:「あぁ、すなおさん。そういえばまだ職場のLINEグループに入ってなかったですよね」
Aさん:「あ、そっかぁ。いや、仲間はずれにするつもりじゃなかったんですよ~ごめんなさい(笑)。じゃあ入っといて下さいね」
すなお:「いやあの…ぼくガラケーなんで、LINEはちょっとね…。申し訳ないけど、連絡は普通のメールとかでお願いしてもいいかな」
Aさん:「えぇ~!! いまどきガラケーですかぁ!?」
すなお:「うん、まあね…ハハ(苦笑)」
Aさん:「そんな頑固にガラケーなんかにこだわらないで、スマホにしましょうよ。連絡するのに困るじゃないですかぁ。世の中みんなスマホですよ?」
すなお:「そだね。まぁガラケーにこだわってるわけでもないんだけど…。迷惑かけてごめんね~」
Aさん:「ホントにもう…みんなどう思う? すなおさんガラケーだって~わはは」(以下省略)
まずAさんの名誉のために申し上げておきますと、決して私を本気でバカにしているのではなく、場を盛り上げるための冗談も多分に含んでいるとは思います。
ただまぁ、その後もたびたび「ガラケーユーザー」であることをネタにされる場面があるので、いちいちそれに面白おかしく反応するのは正直ちょっと面倒ではあります…(;^_^A
2.次はスマホに…
実際、意固地に「ガラケー」にこだわっているわけでもなく、今の携帯が壊れるとか、バッテリー(数年前に一度交換済み)の寿命が来たら、次はスマホと思っています。
いずれキャッシュレス・スマホ決済が当たり前の時代が来るでしょうしね…。
土地勘のない場所へ行く際など、スマホの地図アプリがあればちょっと便利かな、と思うことはありますが、それ以外で特に不自由に感じることは今のところありません。
職場のLINEグループについては、それを公式の連絡網として使用するよう指示されているなら仕方ありませんが、非公式なものであれば「入って下さい」と言われる筋合いのものではないでしょう。
第一、訪問リハビリなど外勤の理学療法士(PT)ならともかく、老健の内勤PTにとって職務上必要不可欠というわけでもありません。
とは言え、私への連絡の時だけ通常のEメールを使わせるのはやはりちょっと気が引けますし、
「いまどきガラケーで何が悪いんだよ!!」
とキレて居直るほどのことでもないので、「スマホか…まあそのうちにね」と当たり障りなく返答しています。
ちなみに私の妻は極度のメカ嫌い(?)のため、スマホどころか携帯電話自体を所有していません。
さすがの私も「携帯ぐらい持てば? 緊急で連絡したい時に困るし…」と勧めるのですが、かたくなに拒絶されます。
すなお:「洗濯機とか炊飯器は普通に使えてるじゃん。携帯なんて簡単だよ」
妻:「それとこれとは違うのよ!」
しつこく勧めるのは「ガラケーユーザーにスマホを強要する人」と論理的には同じになってしまうので、もう本人の意志を尊重するようにしています…(-_-)
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3.Officeはまあまあ使えます
一方、職場ではエクセルやワードなど、Officeツールの使い方についてヘルプを求められることがよくあります。
Aさん:「わ、何このエラーメッセージ! すなおさん、ちょっと来て。エクセル何とかして」
すなお:「あ~これね。この列を増やしたときに関数の入力がおかしくなったんだね」
Aさん:「ふーん。なんか知らんけど、ちょっと直しといて下さい」
すなお:「はいよ」
私は以前の職場で長らく管理職をやっていたこともあり、ワード・エクセル・パワーポイントについては業務上使うことが多く、得意というほどでもありませんがそれなりに活用できてはいます。
PCの操作やITの知識は、「仕事に役立てる」ことを大前提として、自分なりに努力し習得してきました。
そういう知識が日常生活とか趣味活動の中でも応用できれば、それに越したことはない、くらいの感覚でしょうか。
「ガラケーユーザーをからかう前に、Officeぐらい使いこなしてみたら? 実務に使うものだよ」
そう言ってAさんに切り返してやりたいところですが、大人げないのでやめときます(笑)。
4.ソフトバンク通信障害…その時
去る12/6(木)の午後、ソフトバンクの通信障害が起こったのは皆さまご承知のことと思います。
その日の私は出勤日でした。
夕方、訪問リハビリから戻ってきた「Fさん」と、内勤のAさんが何やら困っている様子です。
私は勤務を終えて帰宅する間際でしたが、2人に呼び止められました。
Fさん:「どうしよう、Aさん。これ小さすぎて直せないですよ…何とかなりませんかね」
Aさん:「これガラケーだから、スマホのぼくらには無理だわ。すなおさんだったら直せるでしょ?」
訪問リハビリ用のソフトバンク携帯が通話できなくなり、「故障か、それともバッテリーの劣化か?」と思ってバッテリーパックを取り出したところ、バッテリーケース内の7㎜四方ほどの精密部品が2つ飛び出してしまい、元の位置に戻せなくなった、ということのようです。
(こんなの、ガラケーユーザーだから直せるとか関係ないだろ…)
かなりの無茶ぶりでしたが、頼まれると断れないのが私の性分です。
私はいつもズボンのポケットに「マルチツール」を忍ばせています。
それは、車に閉じ込められた人を救助するためのシートベルトカッターとか、フロントガラスを裂くためのノコギリなども備わった「レスキューツール」です。
医療従事者として、いざという時に人命救助ができるよう常に携帯しているものです。
Fさん:「すなおさんって…ドラえもんみたいですね」
小さく薄い基板のようなものと、それを固定するアルミ板の2つを、マルチツールに備わっているピンセット・小型ナイフを使って元の位置に戻してはめ込み、バッテリーを収納しました。
再び電源を入れると、幸いにも作動しました。
私が修理している間にFさんとAさんは別の業務で席を外してしまいました。
ちゃんと着信することを確認した上で、「一応直ったと思います。再確認お願いします」とメモを貼付して帰宅しました。
私のようなアナログ人間(?)でも、こういう時にお役に立てたらちょっと嬉しいですね。
次の出勤日は12/10(月)でした。
Fさん・Aさんから、特にコメントはありませんでした。
やれやれ…。
そして、相変わらず「ガラケーユーザー」であることをいじられながら、日々の業務に励んでいます… σ(^_^;)
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