はじめまして。『すなおのひろば』運営者のすなおです。
当ブログにお越し下さいましてありがとうございます。
私は経験20年の理学療法士です。
一般的にはもうベテランと呼べる領域ですが、まだまだ未熟者と自認しています。
まずは、私が理学療法士として今に至るまでの経緯をザックリと振り返りたいと思います。
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1.病気と向き合う高校~大学時代
それまで大した不自由もなく暮らしてきた私に大きな転機が訪れたのは、高校2年の時でした。
ウイルス性肝炎により、入退院を繰り返す日々。
それは高校を卒業して1浪→大学生の頃まで続きました。
その間、医師や看護師、その他の医療従事者の方々、また高校3年の時の担任の先生(若いころに私と似たような境遇だった)など、お世話になった周囲の人々から多大な影響を受けました。
「将来は自分も医療を提供する側になって、世のため人のために役に立ちたい」
いつしか、そう思うようになったのです。
2.理学療法士としての略歴
病気と向き合い、あるいは挫折しながらも、文系の大学を経て専門学校へ進学しなおし、27歳で念願の理学療法士に。
以降20年間、病院・介護施設など、さまざまな職場で勤務しました。
急性期から回復期・維持期・訪問リハビリなどのジャンルを一通り経験し、10年目を越えた頃には管理職に就任、部署内の運営・統括に携わりました。
また、「医療安全管理者」という役職にも就きました。
そこでは院内外で職種間の垣根をこえた医療安全に関する啓蒙活動にも参画してきました。
そして現在は、介護老人保健施設に勤務しています。
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3.医療従事者として、人として
自身の病気との付き合い(あえて闘病生活とはいいません)が、のちに医療従事者となった時、「通常の人には得がたい経験」として必ず役に立つはず…そう信じていました。
しかし、いざ理学療法士になってみて分かったことは、
「患者さんの気持ちが理解できる(ような気がする)だけでは、本当の意味で信頼関係を築くことなどできない」
ということでした。
また、患者さんに対して質の高い医療を提供したいと思ったら、担当理学療法士の自分だけが頑張りさえすれば良いのではなく、他の職員や患者さんのご家族など、たくさんの人々とコミュニケーションをとり、連携を図ることが極めて重要であると痛感させられたのです。
これは、口下手で内向的、そしていささか独善的でもあった私にとってなかなか大変なことでした。
「自分の性格は、この職業には向いていない。とんでもない仕事を選んでしまった!」
そう後悔し、何度辞めようと思ったことか…。
20年の理学療法士としての人生を回想すると、自分との格闘、行き詰まりの繰り返しだったように感じられます。
今もいろいろなことに悩みながら日々を送っていますが、私の経験を多くの方々と共有することで何か社会のお役に立てるなら…。
それがこのブログ開設のきっかけでもあります。
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